素材によっては風合いを出すために編地の段階や製品になってから「洗い」を入れます。
一般的に「縮絨」と「ソーピング」の二種類に別れます。
「縮絨(しゅくじゅう)」は獣毛混のもの、レーヨンモールなどは必ず行います。
カシミヤなどは、縮絨の仕方で風合いが大きく異なります。
水温30℃〜40℃の水に洗剤を入れ、業務用の洗濯機で洗い、すすぎ、柔軟剤を入れてすすぎます。
洗剤、柔軟剤はニッター各社によって使用されているものにこだわりを持っておられます。
「ソーピング」は30℃の水でほとんどの場合洗剤なしで、柔軟剤のみで洗います。
水洗いすると縮み率の大きい素材もソーピングをして縮めて、あらかじめ寸法を安定させます。
いずれも、脱水した後、「自然乾燥」または「タンブラー乾燥」で乾燥させます。
「強縮加工」は縮絨を強くしたもので、温度は高く、洗濯機を回す時間も長く、フエルト化させるものです。

ウエスケーター
業務用の洗濯機
タンブラーが反転する
脱水、乾燥も行う

ウォッシャー
これも、ドラムが反転する

脱水機

自然乾燥
乾燥室で、竿に製品もしくはガーメント
(編地)をかけて乾燥させる。
時間がかかるが、編地を縮ませ過ぎない。

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