ニットの製品をつくるにあたっては、実にたくさんの専門家や職人の手を必要とし、たくさんの工程を経ます。
一般的に横といわれるニット製品の出来上がるまでを表にまとめました。

情報収集
ファッション情報、市場情報、テクニック情報、産地情報

素材収集(糸の展示会)、イメージマップ作成

デザイン、素材、色、編地、ゲージ決定

 
 

糸メーカー

ニッター(工場)決定、依頼型数、サンプル納期決定

 

ビ−カ−依頼

ニッター

試編

 

デザイン仕様書作成、(パタ−ン作成)、
(図案作成)、進行表作成

編地確認、決定、サンプル依頼、
ビ−カ−色チェック、色決定

編み立て設計書

決定した編地のデータを使って、デザイン仕様書の寸法で計算する。
針立て数(巾)、編回数(丈)を割り出す。
リンキング用の付属は一段階細かいゲージで本体との釣合いを考慮。
縮絨をするものは伸びる箇所の計算と縮む箇所の計算をする。

展示会サンプル用
糸染め指示

ワインディング

編機にかけるために、糸を巻きなおす。

パターン作成
編み立て

伸び分、縮み分をみたパターンを作成。
各パーツを編む。

下蒸し
(ガ−メント縮絨)

各パーツの編地を蒸気セットして、目づらを整える。
ガ−メント縮絨は裁断前に各パーツで縮絨をすること。

裁断

縫製

肩をにロックミシンをかけ、伸び止めテープを噛ませて縫う。
オ−バ−ロック縫いで仕上げるものもあれば、本縫いを入れて縫いしろを割る仕様もある。

リンキング

襟ぐりや、前立て、袖口などデザインにより別編みの付属をつける。

ボタンホール

   

ネ−ム付け

検針

検針器でまち針などが残っていないかチェックする。

仕上げ

金枠を入れて、蒸気セット。
複雑なデザインのものは手アイロン。
立体的なものはホフマンプレス機。

一点サンプルup、検討、採寸、試着、修正

展示会サンプル依頼

一点サンプルと同様の
工程

         

展示会サンプルup、検品チェック

展示会

集計、修正、発注

同様の工程

本生産用糸発注